公共とデザイン

2022.02.27
公共とデザイン

以下イベント告知文より


自分たちの生活を、社会を、自分たちから変えていくこと。

コロナ、高齢化、認知症、環境危機…。

21世紀に生きる私たちが直面しなければならない複雑で大きな問題は、一体誰が対処するものでしょうか。どこかで誰かが、あるいは国や自治体が解決してくれるのでしょうか。

自分たちの生活を、社会を、自分たちの力で変えていくことがデモクラシー(民主主義)の本質です。個人から「公共」をつくりなおすすこと、あるいは行政が個人の活動を後押ししたり、企業が共創のためのオープンな機会をつくることで、個人の可能性を広げる”うつわ”となること。わたしたちは各々の立場から手を取り合うことで社会を再編していくために、デザインの領域を拡大しソーシャルイノベーションのための実践を試みています。

市民と手を取り合うための政府機関 PolicyLab (UK)から、勝手に個人が作り今や公認観光地としてみんなに親しまれている公共サウナ(フィンランド)など、国内外の事例を紹介しつつ、一般社団法人公共とデザインでの取り組みなどについてお話できればと思います。

レクチャートピック
・公共とデザインについて
・ソーシャルイノベーション
 └ソーシャルイノベーションとは
 └ソーシャルイノベーションの事例等
・公共とデザインの取り組み:渋谷プロジェクト

プロフィール

石塚理華

デザイン、都市

一般社団法人 公共とデザイン 共同代表 千葉大学デザイン学科在学中にグラスゴー美術大学・ケルン応用科学大学(KISD)に留学し、国内外の大学にてサービスデザインを学ぶ。大学卒業後、新卒でリクルートに入社。人材部門でデザインディレクションやサービス開発に携わる。その後、受託開発のスタートアップを共同創業し、CDO(Chief Design Officer)として医療・組織運営・宇宙など多岐にわたる分野の体験設計やプロダクトデザインに携わる。2021年に公共とデザインを設立。(2022.2)

川地真史

デザイン、都市

一般社団法人 公共とデザイン 共同代表 一般社団法人 Deep Care Lab 代表理事 学生時代の起業、web系事業会社、デザインコンサルティングを経て独立。その後、フィンランドAalto大学修士課程に進学。行政との共同プロジェクトの実施や、市民が自ら起こりうる未来を描き、自律に向かうためのデザインについて研究。生活者リサーチ、共創型の事業開発、対話と想像力を解放するツール設計などを得意とする。(2022.2)

富樫重太

デザイン、都市

一般社団法人 公共とデザイン 共同代表 株式会社issues 共同創業者・取締役CDO 在学中にUX/UIデザイン会社で勤務。卒業と同時に株式会社Periodsを創業し、スタートアップ企業・新規事業のデザインの受託開発・コンサルティングに従事。2018年に株式会社issuesを共同創業。市民の要望をWeb上で収集し、政策実現につなげるサービス「issues」を開発。2021年に公共とデザインを設立。(2022.2)