妖怪と建築/建築と彫刻
2018.08.19
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國清尚之「妖怪の建築」
私は"存在しないもののための建築"について興味があり、「妖怪の建築」に関する修士制作に取り組んでいます。
怪しい現実に対して、あり得たかもしれない嘘を見立てる事によって成立する妖怪存在が、現代都市のどこに出現しているのか。また、妖怪たち虚構的存在の建築言語は、どう現実へと実装されるのか。
あり得たかも知れない世界と建築の話について、今後の展望を議論できればいいなと思います。
大平麻琴「彫刻と建築」
C・ブランクーシは「私の彫刻を高層ビルにしてはどうだろう」という。R・クラウスは「建築ではない、かつ風景ではないものが彫刻である」という。F・ゲーリーは「彫刻には窓がない、そして建築には窓がある」という。
彫刻と建築は絶えず違いを意識しあい、関係づいてきました。
今日の彫刻と建築はどのような目線で語られていくのだろうか、この私の制作における命題を通して議論をしてみたいと思っています。