塩浦一彗

プロフィール

塩浦 一彗(Issui Shioura) 1993年生まれ。建築家、表現者。 東日本大震災の二日後、家族の判断でミラノに避難。以後、ミラノの高校で青春期を過ごし、ロンドン大学UCL Bartlettにて建築を学ぶ。2016年に帰国し、建築新人戦2016 最優秀新人賞を受賞。 その後、磯崎新アトリエにて都市計画を含む国際的プロジェクトに従事。しかし、トップダウン型の都市開発に対する疑念と、根源的な「住まい」への問いを抱き、動く建築=「家賃を払わなくていい家」や「対話のための現代版茶室」としての空間の可能性を模索し、村上大陸と共にSAMPOを創業。 再びUCL Bartlett大学院を修了後、帰国し、NAP建築設計事務所を経て独立。 現在は、ミクロな自然現象や地球の記憶を掘り起こすジュエリーブランド「Cometa Ring」を主宰。 2024年には「災害文化」を主題とした総合芸術祭『住力(じゅうりょく)』をドイツ文化会館で開催し、 2025年には日本橋三越前にてマイクロアートコンプレックス『KEIRO』を総合プロデュース。 建築、ジュエリー、祭り、移動を横断しながら、「生活と創造の交差点」を探す実践を続けている。